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広島への原爆投下から80年…金沢で核兵器の恐ろしさ伝えるイベント 紙芝居や戦争体験者のインタビュー等
広島への原爆投下から6日で80年です。金沢市内では原爆の恐ろしさを伝える紙芝居や能登の戦争体験者のインタビュー映像が上映されました。
県庁で開かれたのは、核兵器の廃絶や平和について考えてもらうおうと市民団体が開いたイベントです。
紙芝居:
禎子は力の入らない指先で一生懸命ツルを折りました。千羽おるんよ、千羽になったら願い事が叶うんよ。早うようなってみんなと学校に行きたい。
被爆から10年後に白血病で亡くなり、「原爆の子の像」のモデルにもなった佐々木禎子(ささき さだこ)さんを主人公にした紙芝居を通し、原爆の恐ろしさが伝えられました。また、2015年に制作された能登の戦争体験者へのインタビューも上映されました。
体験者の豊平恒一さん:
そのときが一番ひどかった。戦争に負けてソ連の捕虜になってから生死をさまよったのはその時期や。
県青年団協議会は戦後80年の節目に合わせて新たに県内の戦争体験者への取材を進めていて、年度内に映像にまとめることを目指しています。
県青年団協議会の豊平慶彦副会長:
DVDを完成させて終わりというわけではなくて自分らが中心となって戦争体験や証言を学びながら自分たちも受け止めながらさらに若い世代、子どもたちにつなげていくためにもしっかりと活動していきたい。
完成したDVDは県内の小中学校などに寄贈される予定です。