政治家人生43年…石川県津幡町の矢田町長が今期限りでの引退を表明 町長選は来春で出馬への動き見られず

12/05(金) 16:52

来年4月に任期満了を迎える津幡町の矢田富郎町長。次の町長選挙には出馬せず今期限りで引退する考えを表明しました。

きょうの津幡町議会。来年4月の任期満了を前に自身の進退について問われた矢田町長は…

矢田町長：
来年春の町長選挙には出馬しないことにしたいと思っております

43年間の政治家人生に終止符を打つ考えを示しました。1983年、33歳で県議会議員に初当選した矢田富郎氏。2010年の津幡町長選挙で無投票で初当選を果たし、現在、町長として4期目です。

矢田町長：
13回の選挙を一緒に戦い時には私以上に体を動かし、傍らで支えてきてくれた妻には本当に言葉では言い表せないくらい…感謝しております

また、後継について矢田氏は「この場で言及することは控える」としました。

矢田町長：
年齢的なものもありますし自分自身やはり体力がずいぶん落ちているということもわかります。これ以上やると職員や町の皆さんに迷惑をおかけすることにもなるんじゃないかなと

町長の引退表明に地元選出の焼田宏明県議は…

焼田県議：
本当に、ご苦労さんやったなと思っております。まずはその一言かなと思います

また、自身が町長選に出馬する可能性については否定し、矢田町政を引き継げる人を応援したいとしました。来年春の津幡町長選挙を巡っては今のところ出馬に向けた動きはみられていません。