石川テレビ

 

第498回 石川テレビ放送番組審議会 令和2年10月13日(火)

   ※新型コロナウイルス感染拡大防止、3密を回避するため、会議室での出席と
Microsoft Teamsを利用したWebでの出席を併用して開催

【出席委員】

委 員 長 岡 能久  
   
委   員 谷内江潤子 岩木 弘勝
北  篤司 松田 若子
宮本 陽子 金光 秀和
北尾 美帆  

以上8名

1、審議番組(合評)

アングル2020 「美大生のシェアハウス 〜コロナ下の4ヵ月〜」
  令和2年8月29日(土) 午後6時15分〜6時30分 放送

コロナ禍の緊急事態宣言による影響を取り上げた取材対象として、美大生という視点は大変面白い、良い番組だった。
学生という視点や制作活動、共同生活という狭い意味での視点を区切らずに、良い意味で日常を淡々と描いていったところが良かった。
わずか15分という短い時間ながら、二人のコロナ禍の対応と生き様が端的にわかりやすく表現されていた。
秋山さんはクラウドファンディングを利用するなど動的な面が、深田さんは「この期間は作品をより良くするための期間ですよ」と静的な面が見え、作品の中にもそれが反映されたり、秋山さんが猫を、深田さんが亀を飼っていたり、二人が好対照であったことが、一層、この番組を面白くしていた。
番組全体のトーンは、コロナの深刻さを大きなレースの半透明の布で包んだように作られていた。
良い意味でも悪い意味でも何かスケッチで終わっていると感じた。
パリ市の紋章として知られている「たゆたえども沈まず」という言葉を思い出した。番組を通して、若者の未来にかける可能性やたくましさを読み取ることができた。
ランドセルを背負った子どもがタイトルを引っ張ってくるように登場する場面や、猫が寝ている飼い主に話しかけるような仕草に目を留めて、それを切り取ったのも面白いと思った。
番組の中に登場した猫、亀、そして深田さんの彼女が、うまく二人の優しさやのんびり感を引き出していた。
前半は二人がもがいている様子で、後半はそれぞれの活動が少しずつ始まり、前向きになっていく流れを描いていたのかなという感じだが、話の繋がりがわかりづらかった。
深田さんの言葉が聞きづらいところがあった。何のシーンを表しているのかがわからないまま流れていってしまったことが何度もあり、もう少し字幕表示があった方が理解しやすかった。
最後の雑然とした玄関周りの映像、意味ありげに映ったが、ラストシーンが汚い映像ということで、見終わってから残るイメージがあまり良くなかった。早いうちに見せた方が登場する二人を理解するための要素になったのではないか。
深田さんと彼女が部屋にいて、彼女の方が寝転んでタバコを吹かしているシーンがあった。このシーンが本当に要るのか。
タイトルに「シェアハウス」とあるが、この「シェアハウス」という言葉にどんな思いを込めたかったのかという意図がよくわからない。
制作者としては一体どんなふうに感じて欲しかったのか。人間を掘り下げることもなく、視聴者の心のどこかに何かを残すということがなかったのではないか。
クラウドファンディングの話で、作品展示の協力が得られたというナレーションがあったが、具体的にどうなったのか知りたいと思った。途中経過でも良いので、触れた方が良かったのではないか。

2、訂正・取り消し放送について
事務局より令和2年9月1日〜9月30日までの自社制作番組放送の中で上記に該当した番組はなかった旨、報告した。

3、番組に関する問い合わせ、苦情など
令和2年9月1日〜9月30
日までに編成部に寄せられた意見

 ▽令和2年9月お問い合わせ
電話 35件
メール 50件
はがき・その他 0通

「マンスリーNote」放送 令和2年10月25日(日)午前11時45分〜11時50分(字幕放送)
           再放送 令和2年10月26日(月)深夜2時53分〜2時57分(字幕放送)

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