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税金5億9千万円使い開業未定…小学校跡地の再開発で「プロセス不適切」現市長の決断に注目集まる

 5億9千万円の税金を使った施設はどうなるのでしょうか。石川県小松市の廃校となった小学校の再開発をめぐり、第三者委員会から「プロセスが不適切」と判断されました。

 前市長が行った事業をどうするのか、宮橋市長の決断に注目が集まっています。

宮橋市長:
「議会や市民の皆様に心からお詫び申し上げる」

 頭を下げたのは、現職を破って今年4月に就任した小松市の宮橋市長。陳謝した理由は前市長が進めていた、廃校となった小学校の再開発事業についてです。

 小松市観音下町にある旧西尾小学校。3年前の2018年に閉校となりましたが、市は建物を改修し、宿泊施設や飲食店などが入る交流施設としての再開発を目指していました。

 投じられた税金はおよそ5億9千万円。しかし…。

(リポート)
「小松市による改修工事はすでに終了していますが、開業する時期は未だ不透明です」

 施設の開業は当初、今年7月の予定でしたが、コロナ禍を理由に1年延期。そして、その間に浮上した問題が、施設を管理する市の指定管理者が適切かどうかです。

 小松市は去年12月、指定管理者として建物に隣接する酒蔵・農口尚彦研究所を運営する民間企業を公募で決定しました。

 しかし公募に応じたのはこの1社だけ。このため第三者委員会は管理者の選定過程において、ほかの業者が参入できない形で進められた可能性があると指摘したのです。

 施設の近くに60年近く住む地元の人はこう話しています。

地元の人:
「ホテル建ったな、いつ開くかなと期待に似た気持ちもあった。元々過疎の村で、あれ(施設)は仮想のホテル」

 第三者委員会は今後の対応について宮橋市長の判断に委ねていて、市長は難しい決断を迫られています。

宮橋市長:
「今後の対応については全く未定です。取りやめにすることはできないので、よりよい運営方法にするにはどうするのか考えていきたい」

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