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猛暑乗り越え平年並み…金沢の夏の風物詩『氷室開き』大きな雪の塊取り出される 江戸時代にルーツとされる

尾崎アナ:
「ジリジリとした日差しが照り付ける中、金沢の夏の風物詩、氷室開きを見ようと多くの方が訪れています」

氷室開きは、江戸時代に加賀藩が冬に降った雪を保存し、徳川家に献上したことが始まりとされています。40回目の開催となる30日は約300人の市民や観光客が見守る中、氷室から大きな雪の塊が取り出されました。
今年は季節外れの真夏日が続き、雪の状態が心配されましたが冬に詰めた雪、60立方メートルのうち、およそ半分、30立方メートルが残っていました。これは平年並みの量だということです。  

雪を見た子どもたちは。

子どもたち:
「触ってよかった」「めっちゃ冷たかった。冷たい」「冷たくて、ツルツルする」

また、千葉県から来たという女性も。

千葉から訪れた観光客:
「風物詩を目の前で見られて感動しています。季節的にピッタリなのかなと。江戸時代の時はこんなに暑かったんでしょうか。目の前に氷があるだけで涼しい気持ちになれます」

氷室の雪は、江戸時代を再現し飛脚で金沢駅に届けられた後、観光案内所で展示されたほか、今後は前田家とゆかりのある東京都板橋区などに贈られる予定です。

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