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能登半島地震から1年半の日に高円宮妃久子さまが復興のシンボルとしてヤマボウシをお手植え
未曽有の大災害となった能登半島地震の発生から7月1日で1年半です。公費解体は計画を上回るペースで進んでいるものの、仮設住宅を出たあとの住まいとなる災害公営住宅の建設は思うように進んでいないのが現状です。
被害が大きかった輪島市町野町では発生時刻の午後4時10分にあわせて犠牲者に黙とうが捧げられました。
黙とうした人:
「本当にあっという間の1年半だったなともう2025年も半分が過ぎたということでもありますし亡くなられた方もこの地区は大勢いらっしゃいましたけどそんな方々にもいい町になったよって報告ができるように復興に向けて進んでいこうという決意をあらためて感じる日というか時間になったなと。」
輪島市門前町の總持寺祖院では、高円宮妃久子さまと承子さまが、復興のシンボルとして「ヤマボウシ」をお手植えされました。
朝市周辺に住んでいる人:
「人の住めるような環境になってほしいわねこれに慣れるのはいやですみなが来て楽しめる町一回能登を出た人もこっちへ帰ってこれるような町にしてほしいなと思うしそうせんならんと思う。」
去年元日に発生した能登半島地震。死者は災害関連死を含め623人、1270人がケガをし、今も2人が行方不明となっています。住宅への被害は一部損壊も含め11万6000棟以上にのぼっています。先月23日の時点で3万1059棟の公費解体が完了し今年10月末の完了に向け、県の計画を上回るペースで進んでいます。
一方で、仮設住宅の次の住まいとなる、災害公営住宅について県は9つの市と町で3000戸程度と見込んでいますが、建設用地の問題など課題は山積しています。