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町の人口とほぼ同じ3万7千人集結…大の里の地元・石川県津幡町で横綱昇進を祝うパレード「本当に嬉しい」

沿道に集まったのは町の人口とほぼ同じの3万7000人。大の里の横綱昇進を祝うパレードがきのう、地元・津幡町で開かれました。歓喜に沸いた30分、1.2キロのパレードの様子、たっぷりとご覧ください。

リポート:
「パレードのゴール地点となると津幡町文化会館シグナス前です。パレード開始の30分以上前ですがすでに多くの人が沿道を埋め尽くしています。」

晴れ間が広がった津幡町。大の里のまさに「晴れ舞台」を一目見ようと県の内外から多くの人が集まっていました。

見物客:
「岐阜県から来ました。ずっと応援していますので「おめでとう」と「頑張って」と言いたい。」
Q どこから来た?
「埼玉県さいたま市です。唯一無二の横綱を目指してと伝えたい。」

中にはこんな人も…。

スガイ書店 吉田由記子専務:
「11時半から来て場所取りしていました。」

パレード開始の3時間半前からこの場所にいたという吉田さん。

実は…。

津幡町にある「スガイ書店」。吉田さんはここで自作のイラストや応援メッセージを飾って大の里を応援してきました。去年のパレードにも手作りのメッセージボードと共に参加したといいます。

Q 綱を巻いた大の里を描くのは初?
吉田さん:
「初めてです。難しいですね。横綱になるなんてね。こんなに早いスピードでびっくりします。津幡町がみんな一つになって応援しているということで一体感が出た。それに対して「ありがとう」と伝えたいですね。」

3時間ほどかけて出来上がったのがこちらのボード。

吉田さん:
「やっと完成しました全身で思いを伝えたいと思います。」

そして午後3時…。

「大の里~!」

大の里が師匠の二所ノ関親方と共に現れると会場のボルテージは最高潮に。沿道から祝福の言葉が贈られます。

「おめでとう!」

そして大の里は吉田さんの前にも…。

「大の里~!見てくれた、見てくれた。」

大の里が吉田さんの手作りボードに気付きました。

吉田さん:
「見てくれたような気がしました!本当に横綱になっておめでとうという気持ちですよね。なかなか津幡町から横綱が出るなんて100年に1回、1000年に1回ですよね。また(明日から)頑張れる力になりました。」

29日のパレードに訪れた人は去年のパレードより1万人以上多い3万7000人。これはなんと津幡町の人口とほぼ同じ数です。

その中にはこんな人も…。

大の里の同級生:
「小学校の同級生で同じクラスで勉強していました。すっかり大きくなってでも小学校の時と変わらずかわいい笑顔で目線もくれたしよかったです。」

30分ほどかけて約1.2キロの道のりを進んだ大の里。ゴールのシグナスに到着すると…。

「ばんざーい!」

続けて横綱昇進の報告会が開かれました。そこで大の里に贈られたのは…。

「石川県県民栄誉賞、大の里泰輝殿」

史上5人目となる県民栄誉賞と津幡町の町民栄誉賞が大の里に贈られました。そんな弟子の晴れ舞台で師匠の二所ノ関親方は…。

二所ノ関親方:
「大の里はまだまだ成長途中だと私はそう思っています。まだ私の見立てだと50%くらいかなと思います。青森県出身の初代「大ノ里」は「相撲の神様」と呼ばれていました。「相撲の神様」と言われるのはまだまだ遠い話だと思いますけど少しでも近づけるように厳しい指導をしていきますので、また今後とも大の里の応援よろしくお願いします。」
大の里:
「初めて横綱として津幡町に帰ってきてこのようなたくさんの方がきょうパレードに来てくれて本当に自分自身うれしかったです。名古屋場所も頑張りますのでまた応援よろしくお願いいたします。」

訪れた人:
「「横綱おめでとう」って声をかけました。横綱にはこれからもケガなく頑張ってもらいたいと思います」
「これだけ人がいてやっぱり人気なんだなと思いました。大の里を超えられるような横綱になりたいです」

こちらの兄弟は次の場所が行われる名古屋から来たといいます。

兄弟:
「全勝優勝してほしい」「常にバンって当たって強く立ち合いで当たってほしい」「名古屋で待っとるで!」

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