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能登半島地震の影響を初めて反映…今年の路線価 輪島市の朝市通りは下落幅が全国最大となる16.7%↓

相続税や贈与税を算出する際の基準となる路線価が公表されました。路線価としては初めて能登半島地震の影響が反映され、輪島市の朝市通りは全国で最も下落率が大きくなりました。

路線価は国税庁が毎年1月1日時点の、主な道路に面した土地1平方メートルあたりの評価額を算定したもので、相続税や贈与税の基準となります。

北陸三県で最も路線価が高かったのは金沢市堀川新町(ほりかわしんまち)の金沢駅東広場通りで102万円となりました。最高路線価が100万円を超えるのは24年ぶりです。上昇率は8.5パーセントで、全国の県庁所在地で8番目の上昇幅となりました。

一方、今年は能登半島地震の影響が初めて反映されました。輪島市の朝市通りは3万5000円で、下落率は16.7パーセント、下落幅は全国で最も大きくなりました。

石川県不動産鑑定士協会・諸江美和会長:
「能登を応援するという動きもたくさんありますので、そういった意味の動きに期待をしたいなとは思いますが、今しばらくは厳しい状況が続くのではないかと思っています」

なお県内の住宅地の評価基準額の平均値は4年連続で上昇し、上昇率は0.7%となっています。

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