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「息が一瞬で大丈夫な感じ」と劇的改善見せた感染者も…コロナ新治療法『ネーザルハイフロー』とは

 新型コロナウイルスの第5波で重症者は最大でも一日当たり12人と、第4波のピークを下回りました。高齢者のワクチン接種が進んだことなど理由は様々ありますが、新しい治療法の導入もその一つに挙げられます。

 感染者の重症化を防ぐ治療法について取材しました。

元患者:
「空気が(肺に)すごく入ってくる感じがして、深呼吸で吸うのが一瞬だけで大丈夫みたいな感じでしたね」

 このように話すのは石川県内で新型コロナウイルスに感染した元患者。肺炎による呼吸困難で人工呼吸器を装着する寸前でしたが、ある治療法のおかげで症状が劇的に改善しました。

 それが「ネーザルハイフロー」です。患者の鼻に管を装着し、加湿・加温された100%に近い濃度の酸素を、1分間におよそ40リットルという高い流量で投与する治療法です。

 一般的な酸素マスクなどと比べると、投与できる酸素の量は数倍。これまでだと人工呼吸器を付けざるを得なかった状態の患者を次々と救っています。

北医師:
「これまでこの治療法を、12人の患者さんに対して使ってきております。そのうちの6人は人工呼吸器に移行することなく、お元気になって退院されました。3例ほどはこの治療でも改善しなくて、人工呼吸器に至った患者さんもいらっしゃいます。ただ、その方々も人工呼吸器から上手く離脱出来て、元気に退院していらっしゃいます」

 酸素マスクのように口を覆わないため、会話や食事もできるこの治療法。医療従事者にもメリットがあると北医師は言います。

北医師:
「人工呼吸器というのは全身麻酔をかけますので、生体モニターのモニタリングが必要になるんですね。そこに費やされるスタッフはたくさんのスタッフが必要になります。この治療ができるようになりまして、スタッフを削減できますし、集中治療室のベッドも占有しなくなりますし、人工呼吸器も台数が保てるということで、医療資源の枯渇に関してもこれを使うことでメリットがあると思います」

 現在は退院し、少し後遺症はあるものの日常生活を送れるまで回復した元患者は…。

元患者:
「人工呼吸器にならずに済んで本当に良かったなと思います。治療とかお世話とかして頂いて、本当に感謝しかありません」

 確実に治療の選択肢が増えてきた医療現場。問題は、その治療法が必要な人に届かないこと。感染爆発を起こさないために私たちができることを一つ一つ行うことが大切です。

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