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北朝鮮の次は中国船が…イカの違法操業で“根こそぎ” 石川の漁協が嘆き「日本海の資源なくなる」

09/09(月) 19:10配信

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 去年、問題になった日本海での北朝鮮によるイカの違法操業。この影響で去年、石川県の水揚げ量は過去最低となりました。この違法操業、今年は北朝鮮だけでなく中国まで加わり、県内の水揚げはさらに落ち込みそうです。

 9月に入り、日本海・大和堆で漁をしていた石川・小木港のイカ釣り船が捉えたレーダーの写真…。

漁師:
「これが日本の船。ここにいるのは中国の船です」

 去年、北朝鮮による違法操業が相次ぎ、海上保安庁などは放水をするなど対策を進めてきました。しかし、次に現れたのは中国の漁船です。その数はおよそ400隻。一体なぜなんでしょうか?

東海大学 山田吉彦教授:
「北朝鮮が漁業権を中国に売り渡している。経済制裁になっていない」

 厳しい経済制裁が続く北朝鮮。外貨を獲得するため漁業権を中国に売り渡したのです。その結果がレーダーの写真に表れていたのです。

山田教授:
「朝鮮半島の緊張感が増したということも背景にある。中国が日本海進出の戦略を始めたのではないか」

 さらに漁法も違います。日本はイカを一匹一匹釣りあげるのに対して、中国は光で1か所に集めた魚をおよそ1キロ近い網で根こそぎとる方法。このためスルメイカの水揚げ量は激減しています。

 漁が始まった6月から8月までの水揚げ量はおよそ420トン。去年の同じ時期に比べると半分以下です。

県漁協小木支所 坂東博一参事代理:
「中国は日本の漁とは違ってトラ網などで根こそぎとる。日本海の資源がこのままではなくなってしまう」

 北朝鮮の次は中国。次から次と降りかかる問題に小木の漁師は頭を抱えています。

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