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能登半島地震で地盤低下…使用不能な金沢港の戸水岸壁 1年2カ月以上経ちようやく本格的な復旧工事に着手
1年2カ月以上経ってようやく本格的な復旧工事です。県内の物流拠点、金沢港には貨物船やクルーズ船が泊まる岸壁は6カ所あるのですが、このうち戸水(とみず)岸壁と御供田(ごくでん)岸壁の一部は地震で被災し、使えない状態が続いています。
こうした中、戸水岸壁で復旧工事の主要な工程が12日から始まりました。
三木記者:
「こちらは貨物船の荷下ろしやクルーズ船の乗船に使われていた戸水岸壁です。能登半島地震で地盤が下がり、1年2カ月以上使えない状態が続いています」
戸水岸壁は金沢港に6カ所ある主要な岸壁のうちの1つで、国土交通省による本格的な復旧工事が去年12月から進められています。工事の主要な工程が12日から始まり岸壁を支える矢板(やいた)を海中に打ち込む作業や、液状化対策としてセメントを混ぜた水を地中に流し地盤を固める作業が行われました。
金沢港湾・空港整備事務所田中智副所長:
「矢板を打つことと今までにはなかった地盤改良工を実施していますので、地震については強くなると考えています。」
総事業費はおよそ30億円で戸水岸壁の供用開始は来年3月を目指しています。