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地震で損壊した金沢港戸水岸壁 本体工事に着手 供用開始は来年3月の見込み
能登半島地震で被災し、復旧が進められている金沢港の戸水(とみず)岸壁で工事の様子が公開されました。工事の完了は来年3月の見込みです。
三木記者:
「こちらは貨物船の荷下ろしやクルーズ船の乗船に使われていた戸水岸壁です。能登半島地震で地盤が下がり、1年2カ月以上使えない状態が続いています」
戸水岸壁は金沢港に6カ所ある主要な岸壁のうちの1つで、国土交通省による本格的な復旧工事が去年12月から進められています。工事の主要な工程が12日から始まり、岸壁を支える矢板(やいた)を海中に打ち込む作業や液状化対策としてセメントを混ぜた水を地中に流し地盤を固める作業が行われました。
金沢港湾・空港整備事務所 田中智副所長:
「矢板を打つことと今までにはなかった地盤改良工を実施していますので、地震については強くなると考えています」
総事業費はおよそ30億円で戸水岸壁の供用開始は来年3月を目指しています。