コロナと大雪のWパンチが…飲食店「営業するだけ赤字」と休業 県外発送できず戦略変更の鮮魚店も
01/13(水) 18:43配信
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新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、「自主休業」を決断する飲食店も出てきました。
あまつぼ 雨坪毅樹代表取締役:
「できるだけ縮小していかなければいけない。4店舗中2店舗は完全に休業」
首都圏での緊急事態宣言に加えて県内でも外食を控える人が増え、予約は9割以上がキャンセルに。自主休業は赤字を少しでも抑えるための策です。
ただ、これはあくまで自主的なもの。補償はありません。
雨坪さん:
「他の地域と違って補助金がもらえないので、営業すればするだけ赤字。何やっているかわからない。一番危機的な状況になりつつある」
その影響は仕入れ業者にも広がっています。
こちらの青果店は売り上げの7割を占めていた飲食店からの注文が、今年に入りばったり途絶えました。
近江町市場 よこい青果 横井良治さん:
「本当に辛い、これから2月に向けてますます…もともと2月は良くないですから不安ばかりです」
厳しい状況が続く観光・飲食業界。そこに追い打ちをかけたのが大雪です。
(リポート)
「いつもは人でごった返す近江町市場、今は観光客の姿はほとんどありません」
こちらの鮮魚店では金沢に来られない観光客に向けて鮮魚の宅配サービスを始めましたが…。
大口水産荒木専務:
「(宅配便)動いていないですね。今日もまだ。荷受けもしてもらえない状況なので」
宅配便が10日から止まっているため発送ができません。売り上げを確保しようと増やしたのが地元客向けの商品です。
大口水産荒木専務:
「雪かきで疲れているだろうから、すぐに食べられるものがいいのかなと思ってやっている」
緊急事態宣言に大雪のダブルパンチ。店は工夫を凝らしながら営業を続けています。