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能登半島地震の被災地を襲った奥能登の豪雨災害から28日で1週間…孤立集落が実質解消
能登半島地震の被災地を襲った記録的な豪雨からあす28日で1週間です。県は27日最大で115集落で発生していた孤立集落が実質解消したと発表しました。
能登半島地震の被災地に甚大な被害をもたらした記録的な豪雨から28日で一週間。
リポート:
「輪島市塚田町の海岸ではきのうに引き続ききょうも消防などによる捜索活動が行われています」
塚田川が氾濫し中学3年生の喜三翼音(きそはのん)さんなど4人が行方不明となった現場では、27日も午前6時頃から捜索が始まりました。
27日は消防や警察など480人態勢で行われ、塚田川の河口や海岸沿いに大量に流れ着いた木を撤去しながら手がかりが無いか捜索が行われました。
そして27日は海上保安庁の船も参加し、海上からも捜索が行われました。4人が行方不明となった現場周辺からは、これまでに3人の死亡が確認されていますが、喜三翼音(きそはのん)さんの行方はわかっていません。
一方、能登町当目(とうめ)では26日、今回の豪雨災害の現場で作業を行っていた男性が死亡する事故がありました。
亡くなったのは能登町当目(とうめ)のアルバイト従業員千徳国昭(せんとくくにあき)(79)さんです。警察などによりますときのう午後、千徳さんは別の作業員2人と共に豪雨災害で住宅の納屋に倒れかかった木を撤去する作業をしていました。
一緒に作業していた人:
「豪雨での倒木を処理して道を開けていくっていう作業伐採を終わってもらって退避してくださいって言うときにワイヤーがゆるんだのか…」
木をつり上げていたワイヤーが何らかの原因で緩み、屋根の上にいた千徳さんの上に落ちてきたということです。当初、千徳さんは会話ができる状態でしたがおよそ2時間後に死亡しました。
一緒に作業していた:
「意識はありましたとにかくお腹が痛いっていう状態だった」
能登町では今月21日の豪雨で土砂崩れや倒木が相次いでいて警察は労災死亡事故として27日、実況見分をするなどして詳しい原因を調べています。