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欧州でも関心高く…能登の被災地など巡る“インバウンド向けのモニターツアー” 仏出身の女性「興味深い」
能登半島地震で被災した場所や観光地を巡る復興応援ツアー。そのモニターツアーが行われました。県内の旅行会社が企画した今回のツアー、そのターゲットとは?
秋末アナ:
「きょう行われる能登復興モニターツアー。参加するのは海外の人たちです」
参加したのはインバウンド向けのツアーを提供している旅行会社の担当者5人です。能登半島地震の被害にあった地域や能登の観光地について海外の人にも知ってもらおうと県内にある旅行会社3社が企画しました。
エクスプレッションズ 高柳俊也代表:
「まだまだ能登って行っても大丈夫なのということを思われている方多いと思うのでまずは知っていただくというところからスタートしないと今後なかなか事業が展開していかないこともある」
バスに乗り込み金沢駅を出発した参加者たち。能登へと向かいます。フランス出身で都内の旅行会社で働くこちらの女性。能登半島地震についてフランスでも報道されていたことから現地の人たちも能登への関心は高いといいます。
フランス出身の女性:
「ヨーロッパ人は田舎とか自然が大好きで能登はとてもきれいなところがあるのでヨーロッパ人にとって興味深いと思う」
到着したのは輪島市門前町の鹿磯(かいそ)漁港。地盤が隆起し港全体が干上がった場所です。
「海の線がみえるでしょ。4メートル上がっている」
自然の脅威が一目でわかるこの場所で参加者のシャッターを押す手が止まりません。
参加者:
「すごく短時間で地域の形が変わった。それが可能だとは思っていなかったのでびっくりした。」「ヨーロッパの人はあまり見たことがない景色。とても興味深いと思う」
エクスプレッションズ 高柳俊也代表:
「地震というのをきっかけに色々と知られた中で引き続き能登に注目していただいて何かプラスになることを生み出していけたらという考えはある」
参加者はこのあと輪島朝市や輪島塗の工房にも足を運びました。主催した旅行会社は、今回の参加者の意見を参考に今後、外国人観光客に興味を持ってもらえるツアープランを作ることにしています。