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意外な“タコパ”の思い出も…愛子さまが初めて能登の被災地へ 学生ボランティア「ご質問に熱意を感じた」

天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが能登半島地震の被災地を訪問されました。初めて被災地に足を運んだ愛子さま、2日間のご様子をまとめてお伝えします。

18日正午前、北陸新幹線で金沢駅に到着された愛子さま。

愛子さま~!

金沢駅前に集まった地元の人や観光客からの歓声に手を振って応えられました。

被災地・七尾市では愛子さまを一目見ようと人だかりができていました。

沿道の人は:
「かわいくて胸がいっぱいになりました。よかったです見られて。」

愛子さまは去年9月に能登を訪問される予定でしたが、奥能登豪雨の影響で取りやめに。8カ月越しに初めての被災地訪問が実現しました。

七尾市の仮設住宅にある集会所では、健康のために行われている体操を見学し、住民と交流されました。

愛子さま:
「いかがですか、健康体操されてみて。」
住民:
「すごく周りの人とも仲良くさせてもらって楽しいです。」

愛子さまと交流した住民は…:
「優しくてすごく素敵な方だと思いました。」
「こっちの方まで足運んでいただいて…。冥途の土産やね。ありがたいです。」

このあと七尾市の和倉温泉お祭り会館ででか山を見学された愛子さま。茶谷市長から祭り再興に向けた取り組みについて説明を受けられました。

七尾市 茶谷市長:
「祭りが地域のコミュニティであることも知っていただきましたし、広い意味では人々が結びつきながらこれから復旧・復興に向かっていくそういう原動力になったのではないかと思います。」

金沢大学の学生ボランティアとの懇談では…

学生:
「右側の写真がお祭りのボランティアになるんですが、これが僕たちも一緒に混じって…」
愛子さま:
「(シルエットが)映っちゃう。」

熱心にボランティアの活動内容について質問される場面も見られました。

愛子さま:
「災害の廃棄物の分別はどんなふうにしているんですか?。」
学生:
「ハンマーとかで殴って…行政からそういう区分が出されているのでそれに従って分別して運搬ということがメインとなりますね。」

実は愛子さま、成年皇族になって初めての記者会見でこんな発言をされていました。

愛子さま:
「私自身・災害ボランティアなどの際のボランティアにも関心を持っております。」

懇談した学生は…

学生:
「実務的なことをご質問なされたので、ボランティアにすごく関心がおありになって、どうやってご自身の業務に活かされていくのかっていうところにすごく熱意のようなものを感じました。」

そして、2日目(19日)。

リポート:
「志賀町の道の駅近くです。沿道には愛子さまの姿を一目見ようと大勢の人が集まっています。」

2日目は志賀町を訪問された愛子さま。

道の駅とぎ海街道では去年オープンした仮設商店街を視察し、店主などと懇談されました。

トギストア 冨澤美紀子さん:
「愛子さま、スーパーへ入ったことがないので、とても珍しくて新鮮だとおっしゃってました。目移りしますねとかね。やはり我が国のプリンセスですね。とても品があってお言葉もやさしいお言葉で、いろんなことをお聞きくださいました。」

また、たこ焼きを販売する店の主人とはこんな会話も…

レストランまつ本 松本光一さん:
「たこ焼き作られますか?ってお聞きしましたら友達とたこ焼きパーティーをされたりとか楽しい思い出もありますよ、ということも言われておられましたので、良かったなと思いました。」

そして従業員や道の駅の前にある仮設住宅の住民に声をかけられました。

会話した住民は:
「災害でつながった絆が生まれてますというお話をさせていただきました。心待ちにしていたのでその旨をお伝えさせていただいた。前回いらっしゃるというのを来れなかったので、それをみなさん残念に思っていたので。」

最後に富来行政センターを訪問された愛子さま。ここには去年設立された地域支え合いセンターが設置されていて見回り活動などのほかボランティアの運営も行っています。

勤務先の日本赤十字社でボランティアに関する業務に携わっている愛子さまはボランティアや支援員の話に熱心に耳を傾けられました。

志賀町社会福祉協議会 坂本博人課長:
「ボランティアに携わっていらっしゃるということでしたけども、災害ボランティアセンターをこのように見られるのは今回が初めてということで、大変興味深そうに施設内をご覧になられていました。」

また愛子さまから娘の名前をもらったという志賀町の稲岡町長は…

志賀町 稲岡町長:
「志賀町の町の花・町花がはまなすなんですけどもこれが皇后陛下の御印だということを教えていただきまして、殿下の方から「大変親近感を持ちました」という風に言葉をいただいたのが大変ありがたかったなという風に思いました。また来ますというお言葉もいただいて大変光栄だなと思いました。」

2日間に渡って被災地を訪問された愛子さま。このあと金沢に戻り帰路につかれました。

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