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石川テレビ賞『Fのさかな編集部』20年近く能登の魚の魅力や食文化を発信

石川テレビ賞に選ばれた雑誌「Fのさかな」編集部。2006年創刊のフリーマガジン、「Fのさかな」。能登の魚の魅力や食文化の発信を目的にこれまでに63号が発行され現在では県内外の道の駅や飲食店などに1万6000部が配布されています。

そんな「Fのさかな」を作っているのが七尾市本府中町にある印刷会社、「石川印刷」です。編集部員は本社と輪島の営業所に所属する5人。部員はほかの業務をこなしながら撮影や編集など雑誌になるまでの全ての工程を行います。その中でも創刊当時から「Fのさかな」に携わっているのが佐味一郎編集長です。

佐味さん:
県外の人と話していた時に「能登半島とか石川県って魚がおいしいですよね。でもこれを発信している人がいないですよね。こんなにおいしいのに発信しないのはもったいないんじゃないか」と言われたのが(創刊の)きっかけでしたね

知人の何気ない一言から始まった「Fのさかな」。2006年、この創刊準備号が最初の一冊です。

佐味さん:
(表紙に)人が入っていると皆さんに注目してもらえるという考えが当時ありましたので、とりあえず誰か人を入れようということで外部のデザインスタジオの知り合いの伝手を使ってさかなクンを掲載させてもらいました。おしゃれな雑誌を真似しながらやっていたんですけどやっぱり能登らしさがないかな。ちょっとキレイに作りすぎかなっていうのはありますかね。この広い空間と小さな文字。今こんな大きさの字で書いたらクレームが来ますね

20年近くにわたって試行錯誤を繰り返した結果、現在の、「魚のインパクト」を前面に押し出しながらも地元に根差した雑誌にたどり着きました。

佐味さん:
魚の写真はやっぱり生々しさですね。それをいかに出せるか。このヌルヌルだったりテカテカだったり…

2026年で創刊20周年を迎える「Fのさかな」。今後の展望は…。

佐味さん:
日本全体を見てみると魚食っていうのは少なくなっているという話ですのでもっともっと日本の魚というコンテンツを皆さんに興味を持ってもらって能登半島や北陸をPRできるようなそういった雑誌になっていけばと思います

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