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1980年完成以降で最低値…手取川ダムの貯水率が19%まで低下 節水等の呼びかけは不要の判断
水不足で手取川ダムの貯水率がこの時期としては最も低くなっています。
国と県などは緊急の会議を開き、「節水」などの要請は今のところ行わないことを確認しました。
連絡会には金沢河川国道事務所や県など関係者が出席しました。
県内は8月に入ってから雨がほとんど降っておらず、9月に入っても加賀地方では少ない状況が続いてます。
こうした中、県内13の市と町に水を供給する白山市の手取川ダムでは15日時点で貯水率が19パーセントまで下がっています。
ダムができた1980年以降、この時期としては最も低い値です。
しかし、「節水」や「取水制限」などの呼びかけは今のところ必要ないという結論に至りました。
国土交通省・金沢河川国道事務所西出保副所長:
「今のところは節水するところまで至っていない。ですが、貯水率は低くなっておりますので大事に水は使って頂ければ」「確保水位というものがあります。そこまで行くと飲み水の確保をしていかなければいけないので、どういった対応を取るのか各社の対応を確認していく」
金沢河川国道事務所によりますと水位が更に10mほど低下すれば何かしらの制限をかける可能性があるということです。
一方、金沢市内の水道に水を供給している犀川ダムの貯水率も25%と低くなっていますが、今のところ節水などの呼びかけは考えていないということです。