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毎年成績上位の石川県…そのウラで指摘される“過度な学力テスト対策”「直前に過去問を解いてる」

 石川県が今年もトップクラスの成績を収めた全国学力テスト。しかし、その裏で指摘されるのが過度な「学力テスト対策」。馳知事も苦言を呈しました。

 文部科学省が毎年行っている全国学力テスト。今年、石川県の平均正答率は小学生が国語で全国2位、算数で1位、中学生は国語・数学ともに全国1位。毎年トップクラスの成績です。しかし、ある問題点が指摘されています。

県教職員組合 平野直美教文部長:
「4月の学力調査に向けて学習のプログラムが回っているようなところがあるから、子どもにとったら1限から5限までずっと毎時間(学力テスト)直前の日に過去のテスト問題を解いているという実態も報告されています」

 こう証言するのは、県教職員組合の平野直美さん。県内の小中学校では、学力テストの順位をキープするために「学力テストの対策授業」が過度に行われていると言います。

県教職員組合 平野直美教文部長:
「教育委員会がこうしなさい、これだけ事前対策しなさいって言葉ではっきり言っているわけではないが、成績を落とさないようにとか(結果が)どんな風に出されてどういう比較にされるのかっていう意味でも(教員には)すごくプレッシャーになる。それが基準で回っているというのが、すごくこれでいいのかなという気持ちになります」

 こうした中、8月1日開かれた県の総合教育会議。馳知事も「学力テスト対策」に苦言を呈しました。

馳知事:
「過去問調査を私は厳しく指摘しましたが、点数を上げるだけが目的じゃないわけですから。やはり年間の授業計画を通じた授業の取り組みといったものがきちっとされているかということも、現場を所管する教育委員会の皆様にも意識してもらいたい」

 この問題を巡っては、点数を重視するあまり、かえって教員の負担が増えて子どもたちと向き合う時間が減っているという指摘もあります。

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