西日本で続々梅雨明け発表…北陸の梅雨明けはいつ？気象予報士に聞く

06/27(金) 17:50

ここからは天気予報、気象予報士の粟原さんです。27日は西日本で続々と梅雨明けしました。このうち九州北部・四国・中国・近畿地方では、6月に梅雨明けするのは観測史上初となりました。

北陸地方で最も早い梅雨明けは2001年7月2日なので、これを上回る可能性も出てきました。

金沢の「10日間予報」を見てみましょう。基本的に28日以降は晴れや曇りの日が続く予想なので、早ければ28日、梅雨明けしてもおかしくないような状況です。4日と5日は梅雨前線の影響を受ける予想なので、遅くとも6日辺りには、梅雨明け宣言があるのではないかと思います。

気になるのは気温の高さです。平年のこの時期の最高気温は27℃から28℃くらいですが、29日以降は連日、30℃以上の真夏日が続きます。このため、気象台はきょう「長期間の高温に関する気象情報」を発表しました。

26日までの10日間で平均気温が金沢で平年より4℃、輪島では3.6℃高く、今後も1カ月程度は気温の高い状態が続くと見込まれるため注意を促すものです。熱中症対策をしっかりしておきたいですね。農作物や家畜にも被害の出るおそれがありますので注意するようにしてください。