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トンネルの真上にJR,国道,高速が…交通の要衝で“難工事” 北陸新幹線『加賀トンネル』が貫通

10/29(火) 18:58配信

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 北陸新幹線・金沢=敦賀間の開業まで3年半。大型事業に一つの節目です。金沢以西で石川県内唯一のトンネル「加賀トンネル」が貫通し、29日内部が公開されました。

(リポート)
「石川と福井をつなぐこの加賀トンネル、本来の入り口はまだ通れません。トンネル脇の地下道を通ってこれから中に入ります」

 細く曲がりくねった地下道の先…。北陸新幹線・加賀トンネルの内部です。工事開始から3年あまり、29日、「貫通式」を迎えました。

 加賀トンネルは金沢以西の石川県内区間で唯一のトンネルで全長およそ5.5キロ。このトンネル、以前から「工事の難しさ」が指摘されていました。

(リポート)
「工事を難しくしていた要因、それはここが『交通の要衝であること』です。トンネルの中間地点ちょうどこの真上に、北陸自動車道が走っています」

 トンネルが掘られたこの山、泥岩や砂岩などの軟らかい地層で出来ていて、地盤が沈みやすいのが特徴です。

 その加賀トンネルの位置を真上から見てみると、JR北陸線、国道8号線、そして北陸自動車道と様々な大動脈が通る場所で工事による地盤沈下は絶対に許されません。

 このため、工事を担当する鉄道・運輸機構はトンネルの真上を走る鉄道や道路に定点カメラを設け、地盤のずれがないか24時間体制で監視を続けました。

 加賀トンネルの土木工事は来年12月に完了する見通しで、その後、3年半後に控えた金沢=敦賀間の開業に向け、線路の敷設工事など準備はラストスパートに入ります。

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