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「残業三兄弟」などと呼ばれた職員が自殺…今も能美市職員の2割強がハラスメントで悩む 全職員調査で判明
石川県の能美市役所で課長級の職員が部下を残業三兄弟などと呼ぶパワハラをした結果、職員が自殺した問題。全職員を対象にしたアンケートで、今も約2割強の職員がハラスメントで悩んでいる実態が明らかになりました。
井出敏朗能美市長:
「まずはパワハラ事案を防げなかったこと、市民の信頼を損ねてしまったことにお詫びを申し上げたいと思います。」
31日、能美市役所で急きょ会見を開いた井出敏朗市長。あらためて、パワハラによって職員が死亡した事について陳謝しました。
この問題は去年10月、能美市役所で、総務部の課長級職員が部下を「残業三兄弟」などと呼び、時間外勤務を適切に申請させないなどのパワハラを行った結果、1人の職員が自殺したものです。パワハラを行ったとされる職員は、停職6カ月の懲戒処分となりました。
この問題を受けて能美市は井出市長を座長とする再発防止に向けた委員会を立ち上げ、日本ハラスメント協会の協力のもと、全職員を対象にした無記名アンケートを実施しました。
アンケートは、全職員の約86パーセント、1096人が回答。この内、24.5パーセントの職員が、今も職場でのハラスメントに悩んでいたり、困ったりしていると回答しました。
これについて井出市長は…
「大変申し訳なく思っています。多くの職員がハラスメントで悩まぬよう、声を出せるよう取り組んできたつもりだが実際はそうでは無かったと言う事で、今後しっかりと思っているところであります。」
さらにアンケートの自由記述には、井出市長の行動に対するハラスメントの指摘も複数あったと言う事です。
井出市長:
「注意をしながら対応をしてきたつもりではありましたけれども、そういった事があったことにつきましては、対応していかなければならないなと思っています。」
井出市長は来月末までに相談フローを作り、5月中にはハラスメントで悩んでいる職員が、弁護士やカウンセラーなどの外部相談窓口へ相談できる体制作りを急ぐ方針を示しました。その上で、再発防止の最終案を今年9月末までに取りまとめ公表するという事です。