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開業から53年の商業施設「金沢エムザ」の建て替え計画が本格化 能登半島地震でも被害
金沢エムザの建て替え計画がいよいよ本格化します。19日、金沢エムザの熱田社長ら再開発協議会のメンバーが山野知事を訪ね、建て替えに向けた県のサポートを申し入れました。
知事室を訪れた、武蔵ヶ辻の再開発協議会のメンバー。協議会の会長で、金沢エムザを運営する金沢丸越百貨店の熱田隆明社長が、建て替えに向けた県の支援を求め要望書を山野知事に手渡しました。
金沢エムザが入るスカイビルは名鉄丸越百貨店として1973年に開業。当時、日本海側随一の高さを誇った18階建てのビルを目当てに大勢の人が詰めかけました。開業から53年。5年前には名鉄が経営を手放し、茨城県でディスカウントスーパーなどを展開するヒーローが継承。タニタカフェやTSUTAYAブックストアの誘致など、新たな展開で業績回復に努めてきました。
しかしビルの老朽化に加え、2年前の能登半島地震で設備に大きな被害を受け、建て替えを決断。おととし10月、スカイビル周辺の建物も含めた地域を対象に地権者などを集めた協議会を設置し、建て替えに向けた話し合いを進めてきました。
熱田社長(武蔵ヶ辻A地区市街地再開発協議会会長):
「市街地再開発事業で建て替えをしようと言うことで決定しまして、ま要望書にいたりました。」
懇談でこのように述べた熱田社長。建て替えには莫大な費用がかかることから金沢市の市街地再開発事業として、国や県、市の補助を受けた上で再開発を進める方針を説明し、県の支援を要請しました。
山野知事:
「今こうやって要望書をいただきました、我々も当事者としてしっかりと受け止めて対応させていただければと思います。」
再開発の対象となるのは、金沢エムザを含む9つの建物、およそ1.9ヘクタール。建て替えの規模などは今後の協議次第という事ですが、熱田社長は商業施設にマンション、ホテルが入った複合ビルという形を目指すとしています。
熱田社長:
「基本的には商業住宅あとはホテルという構成でできたらと言うことになります、まだ詳細は決まっていませんがこういった形でできたらと考えております。」
いよいよ本格化するエムザの建て替えに市民は…
「市民の台所がそこにあるから全然違うわね。交通の要所だから(立地は)一番良いと思いますよ。デパート一つだけになったら困るから…(デパートは続けてほしい)そうそう。」
「ちょっと小物とかね変わったものがあると良いです。」
「若い人がたくさん来る(建物に)なった方が良いよね」
「そんなに高いものばかりのデパートじゃなくて、庶民がいつでも入れるようなデパートになってほしいですね。」
今後は、協議会側で具体的な計画を進めるのと並行して金沢市が建物の高さや容積率などの都市計画を決定し最終的に県がその計画を認可すれば着工に至ります。
熱田社長:
「金沢市の中でもシンボリックな場所でございますのでなるべく早い内に実現するように進めていきたいという風に考えております。」
同様のスキームで行われた片町きららの場合は、協議会の設立から約6年で完成しています。一方で今回の再開発事業は建設費の高騰などもあり、具体的な完成年度はまだ明らかにできないと言う事です。