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「美容師の父を喜ばせたい」パリ五輪 ブレイキン代表 大能寛飛選手に密着

パリオリンピック開幕まであと18日。県関係では8選手が出場する予定です。
この中からブレイキン代表、金沢市出身,大能寛飛選手の素顔に迫ります。

7月2日。金沢駅にいたのはパリオリンピック、
ブレイキン日本代表の大能寛飛選手です。
大能選手は「(時差ボケで)ちょっと眠いくらいです。
(最終予選の)ブダペストが終わってから帰ってないんで
東京にステイしてそのままスイスの大会に行ったので…」と話します。

ブレイキンはパリオリンピックで採用された新競技。
大能選手はHiro10(ひろと)のダンサーネームで5月からの最終予選に出場し
日本男子では2人しかいない代表の座を勝ち取りました。
代表決定後、初めて自宅に戻り、親子の再会。
そして玄関には大能選手のオリンピック出場を祝う多くの花束が。
地元の人からの贈り物に大能選手は「愛を感じますね、情熱の赤で。みんなの応援を感じますね。こうやっていっぱい花とかいろんな応援のメッセージをいただいて。決まった直後は全然、実感なかったんですけど、今はすごいだんだんと
(実感が)わいてきて、本気で頑張るぞって、情熱の赤ですから」

その後、大能選手が向かったのは、去年3月まで通っていた北陸学院高校。
遠征や大会で海外に行くことが多かった大能選手をサポートしてくれた先生たちに     感謝を伝えるためです。
北村あづさ先生は「大人っぽくなっていてびっくりしました。
(高校生のころは)あんまり言葉が出ない人だったような気がします。
いろんなものを背負っている結果なのかな」

大能選手が今回帰省したもう1つの目的。
それは美容師の父、善行さんに髪を切ってもらうことです。
父、善行さんは「大会の直前とか海外から帰ってきてすぐとかっていうタイミングでいつも髪は切っているんですけど、
生まれてからほとんどずっと寛飛の髪を切っているんで」

大能選手は「大会に行く前とかに自分の気持ちを正直に話していつもいいメンタルで大会に臨めるようにしてくれます。大切な存在ですね。自分の踊りでお父さんが喜んでくれるのがうれしいんで、そこがモチベーションになっています」

2021年の練習小学生のころから大能選手を支えてきた父、善行さん。
ブレイキン未経験ながら共に技の研究を重ねてきました。
善行さんは「小学生の子どもよりは大人の方が体の使い方とかを理解しやすいと思うので動画を見て研究してそれを分かりやすく、1から10まで寛飛に体の使い方を教えたって感じですね」
大能選手は「お父さんがいなかったらここまで来れなかったし、これからは自分のブレイクダンスの大会とか歩みとか技とかそういうので結果を残してお父さんに恩返しをしたいなと思います」

その言葉通りオリンピック出場という最高の恩返しを果たした大能選手。
決まった瞬間は親子2人で喜びを分かち合ったといいます。
大能選手は「(代表内定が決まって)外で会ったんですけど、
その時にお互い泣いていてお父さんが僕をハグしながら「頑張ったな、いろんなこと考えとったやろ。よくやった」って言ってくれて、めちゃくちゃうれしくて涙はいったん止まっていたんですけどそこでもっと出てきてそこで恩返しできたなってやっとお父さんをうれし泣きさせられた」
善行さんは「自分の中ではしてあげてるつもりはそこまでなくて一緒に楽しんでいるような感じだったのででも寛飛が恩返しって言ってくれているって考えたらすごい恩返しをしてもらったと思います。あとはオリンピックを結果とか気にせずにめちゃくちゃ楽しんでほしいし、オリンピックで寛飛らしさを爆発させてほしいなと思います」

父との二人三脚でたどり着いたオリンピック。ただ、ここがゴールではありません。
大能選手は「スタートラインに立ったばかりなのでここから首にメダルをかけてあげられるように金メダルをそれで僕のミッションコンプリートって感じです」と熱く目標を語りました。

大能選手が出場するブレイキンは来月10日に予選から決勝まで行われます。

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