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能登牛育てる牧場「意欲は無くしておりません」地震で被害の牛舎、修繕が進まず不安も

*2024年2月9日午後取材
石川テレビ・向山侑希キャスター:
能登町にある能登牧場に来ています。こちらではブランド牛「能登牛(のとうし)」を生産しています。4つの牛舎に約1000頭の能登牛がいますが、このうち2頭が地震後の断水で死んだということです。

発災から1カ月以上がたちました。今、能登牧場ではどのような現状があるのか、(能登牧場の専務)平林さんに話を伺います。

今、どういった現状なのか、教えてください。

能登牧場・平林将 専務:
えさであったり水の供給は続いています。ただ、牛舎の修繕であったりとかは、まだ始まっていません。むしろちょっと悪くなってきている状況です。

向山キャスター:
牛舎の現状はどうですか?

能登牧場・平林将 専務:
今、こちら(牛舎の外の地面)から亀裂が入っているんですけれども、牛舎に向かって100メートルほど入った状況です。それが陥没等により、さらに亀裂が広がっている状況になっています。壁も傾斜角度が強くなってきて、『傾いてきちゃってるな』という印象を受けます。

応急復旧的に、これ以上水がしみこまないように、コンクリートで(亀裂を)覆いました。これ以上水が入ってしまうと、もっと崩れてしまう可能性があったので、対応をしています。

向山キャスター:
牛の様子はどうですか?

能登牧場・平林将 専務:
えさも水も十分にあげられるようになりまして、落ち着きを取り戻している状況です。

向山キャスター:
1カ月前の取材では、そういった面も心配と話されていましたが、少しずつそのあたりは…

能登牧場・平林将 専務:
改善されてきているなという印象を受けます。牛たちも落ち着いて、前のようにえさを食べてくれたり、水を飲んでくれたりしております。

向山キャスター:
そういった面で、少し安心というのは…

能登牧場・平林将 専務:
そうですね…やっぱり、牛たちの食べているところを見ると、安心できるんですけど。牛舎を見ていると、『修繕が進まない、むしろ悪くなっている』というところを見ると、『不安が半分、安心が半分』という状況です。

向山キャスター:
午前中に訪れた馳知事に牛舎などについて説明されたというのは…

能登牧場・平林将 専務:
被害状況であるとか修繕状況であるとか、これから修繕するにあたって牛舎よりも地面に大きくダメージを受けている、という印象を受けるので、『地面、基礎、基盤にも補助を入れていただきたい』と要望をいたしました。

向山キャスター:
個人で、というのは難しさもありますよね

能登牧場・平林将 専務:
そうですね。牛舎自体を見ていると大丈夫なように見えるんですけれども、能登牧場だけじゃなくて、他の生産者の多くが、『牛舎の中に入ると陥没している、亀裂が大きくなっている。これは補助対象になるのか?牛舎が本当に治るのか?』という不安を抱えております。なんとしてもそこを補助対象にしていただきたい。

われわれは生産に対する意欲は無くしておりません。これから先、未来に向かって能登牛が能登を代表する特産のひとつになるよう、お願いを申し上げました。

向山キャスター:
馳知事は午前中に牧場だけではなく、酒蔵などの様々な施設を視察に訪れています。ぜひ、皆さんの意見を聞いたうえで、新たな施策を考えていただきたいと思います。

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