北陸新幹線「小浜・京都ルート」の先行き不透明に 維新が8つの代替案提示、自民との綱引き激化

12/12(金) 16:49

整備新幹線の与党によるプロジェクトチームは自民党と日本維新の会が参加する中初めての会合が開かれました。北陸新幹線の延伸ルートについて維新側が新たな案を提示したことで先の見通しはさらに不透明となっています。

与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの初会合には共同座長を務める自民党の渡海紀三朗衆議院議員や維新の前原誠司衆議院議員などが参加しました。

会合では北陸新幹線、敦賀－大阪間の延伸ルートを議論するための委員会を設置することで合意しました。現行の「小浜・京都ルート」は、物価高で建設費が膨らんだことなどから未だに着工しておらず、先が見通せません。維新は党内でまとめた8つの延伸ルート案を自民党に提示しましたが今後の扱いについては委員会で確認することになりました。

前原誠司衆院議員:
「昔議論したからもうそれでいいでしょうではなくて状況が変わっている。ぜひ自民党には、8つの案を俎上に乗せていただいておさまるところにおさまっていければ。」

「小浜ルート」を推進してきた自民の西田昌司参議院議員が共同委員長を務めるため、維新の案が検討されるかは不透明となっています。