本格的な寒ブリシーズン…『鰤-1グランプリ』最高級ブランド“煌”1匹が過去最高タイの400万円で落札

12/01(月) 18:29

本格的な寒ブリのシーズンが始まりました。
きょうから来年1月までに獲れた天然能登寒ぶりのなかで、厳しい基準をクリアしたものに与えられるのが、最高級ブランドの「煌」です。
初日のきょうは「煌」が出たのでしょうか？


午前3時半。
能登町の宇出津港には、定置網でのブリ漁を終えた漁船が次々と港に戻りました。
県では、きょうから来年1月末までに獲れた重さが14キロ以上などの、厳しい基準をクリアしたブリを天然能登寒ぶり「煌」として、2022年からブランド化しています。
宇出津港ではおよそ100本のブリが水揚げされ、競りが行われる金沢市に運ばれました。

★加藤アナ
「水揚げされたばかりの鰤が次々と運び込まれています。今年も煌は出るのでしょうか」

午前8時頃。
かなざわ総合市場には、能登各地の港から水揚げされたブリが集まりました。

★加藤アナ
「いまプレートが置かれました！今年も一本が煌に認定です！」

今年は、能登町の鵜川漁港で水揚げされた、重さ14．5キロのブリ1匹が「煌」に認定されました。
またきょうは、天然能登寒ぶりの最高価格を競う「鰤‐1グランプリ」も行われ、今回認定された「煌」を始め、珠洲や七尾などから厳選された9匹のブリが並びました。

★競りの様子
「400！」「400万円！」「よっしゃあ！復興の能登寒ぶり！日本一や！」

県内のスーパーを展開する「どんたく」が4年連続で競り落としました。
価格はなんと、過去最高額に並ぶ400万円です。

★どんたく　山口宗大社長
「復興まだまだ道半ばですけれども、少しでも能登の力になれればなということで今回参加させていただきました」

そして競り落とされた煌の行方はというと…。

★加藤アナ
「先ほど400万円で落札された煌がさっそく店頭に並んでいます！改めて見るとかなりの大きさがありますね」

★買い物客
「（ここ展示されてるんですよ）あー！見ました！（どうですか？見てみて）わあ、立派！」
「食べたいと思わんわ、高くて。（お寿司になって1000円くらいで販売されるんですよ）それやったらね。食べてはみたいと思いますよ」
「（今日と明日ここに展示されて明後日お寿司になって並ぶんですって）お寿司になってあさってから！（どうですか？）食べたい」

★どんたく野々市中央公園店　濱田英資店長
「毎年恒例になってきていますので、この煌のブリが12月届いたことで、年末がいよいよ来るなっていう感じがあります。能登を代表する海産物になりますので、ぜひ冬のおいしい旬の時に刺身などでおいしく味わっていただきたいと思っています」

400万円で競り落とされた「煌」は、どんたくの野々市中央公園店できょうとあす展示され、あさってには寿司にして七尾市のアスティ店でも販売される予定です。