来年春の石川県知事選挙…前金沢市長の山野氏が自民と公明に推薦願 現職・馳知事も既に両党に対して要請

10/17(金) 17:09

知事選に立候補を表明した前の金沢市長、山野之義氏が自民党と公明党に推薦願を出しました。

午前10時。自民党県連の事務所を訪れた前金沢市長の山野之義氏。「ぜひ、自民党からも推薦をいただければ大変心強いと思いまして、お伺いさせていただきました」

下沢佳充幹事長に来年春の県知事選挙について推薦願を手渡しました。知事選を巡っては現職の馳知事も先月11日に自民党県連に推薦を要請しています。自民党県連は両者から提出された推薦願について今後、役員会や地域支部で協議を行い来月8日の会合で結論を出す予定です。

自民・下沢幹事長：
（山野氏は）政治キャリアのある方ですし、それぞれのご意思があっての行動でありますので、そこは、お受け止めをして、あとはまあ、我々組織でありますので、役員会等、そこで諮って結論を出していきたいと思っております

午後、山野氏が訪れたのは公明党石川県本部です。これで公明党県本部も馳知事と山野氏の両者から推薦願を受け取ったことになります。対応を決めるポイントは？

公明党県本部　谷内律夫代表：
基本的には公明党は、現職優先で、その4年間の仕事も当然見ますけども、基本的にはそういったのも一つの条件でございますね

一方、国政では政治とカネの問題をめぐり自民党との連立から離脱する公明党。現職の馳知事も国会議員時代に収支報告書の不記載がありました。その点については…

公明党県本部　谷内律夫代表：
馳さんの方はそういった不記載ということがあって、訂正もされて、やってきております。実際問題はやっぱり党員・支持者の中でそういった部分も、今回の選んでいく参考の一つにはなるなと思っております

山野氏は前回の知事選では出馬表明が遅くどの政党からも支援を受けられませんでした。今回の手応えは？

山野氏：
前回も各政党に推薦願を出させていただきました。今も同じように出させていただいてお一人でも多くの方の支援をいただきたい。そんな思いでこれから活動を続けていきます

公明党県本部は12月上旬をめどに推薦願への対応を決めたいとしています。