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今年の泉鏡花文学賞に高村薫さん「墳墓記」木内昇さん「奇のくに風土記」11/22金沢市民芸術村で授賞式

今年の泉鏡花文学賞に高村薫さんの「墳墓記」と木内昇さんの「奇のくに風土記」の2作品が選ばれました。

1973年に泉鏡花の生誕100年を記念して設けられた泉鏡花文学賞。昨夜、都内で選考委員会が開かれ推薦された36作品から高村薫さんの「墳墓記」と木内昇さんの「奇のくに風土記」の2作品が選ばれました。2作品が選ばれるのは2023年以来です。「墳墓記」は古文と現代語が混ざった言葉で、能楽師の家に生まれた男が見る夢の中を描きだしています。

高村薫さん:
古典、古文に対する親和性みたいなものに自分でも驚きながらこういう文章に自分は自然に入っていけるんだなと感じながら描いていました

また「奇のくに風土記」は本草学者の畔田翠山の半生を描いていて自然の崇高さが表現されています。

木内昇:
うちも小さな庭があって毎年同じ時期にきちんと花を咲かせて実をならせるという植物の状態をみて励まされたところがあったので、植物というのをメインにして描いてみたいなと思ってこのような作品を描きました

授賞式は来月22日午後3時から金沢市民芸術村で開かれます。

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