JA職員が定期貯金の解約金約740万円を着服…解約伝票を複数書かせ着服か

08/15(金) 17:56

JA石川かほくの職員が、顧客の貯金およそ740万円を着服した事が分かりました。

石川かほく農業協同組合によりますと着服したとされるのは、支店の元複合渉外担当の30代の職員です。

この職員は、おととし4月から7月までの間に、顧客の定期貯金の解約金約740万円を着服した疑いが持たれています。

今年6月、顧客が定期貯金の残高を照会した際に、貯金額が少ないことが分かり被害が発覚しました。

JA石川かほくによりますと、この職員は、顧客が定期貯金を解約する際に、解約伝票を複数記入させ、他の定期貯金を解約し、着服したと言うことです。JAの調査に対し問題の職員は、着服したことを認めたと言う事です。着服した金は生活費や共済金の掛け金などにあてていたと言う事です。JA側はこの職員を懲戒解雇処分としました。

JA石川かほくは、被害にあった顧客に対し事実関係を説明し、全額弁済しました。現在、問題の職員の親族から弁済の申し出があり、弁済されれば告訴などはしないということです。

JA石川かほくでは第三者の専門家による特別調査委員会を設置し、原因究明や再発防止策を作成することにしています。