地震の影響残る…輪島市の和菓子店で『丸柚餅子』の製造始まる くり抜いたユズに餅を詰める伝統的な和菓子

11/28(金) 16:28

移転した作業場で伝統の和菓子作りです。輪島市の和菓子店ではくりぬいたユズに餅を詰める「丸柚餅子」の製造が始まりました。

輪島市の老舗和菓子店では地元の伝統的な和菓子、「丸柚餅子」作りが始まりました。

「丸柚餅子」は秋に収穫したユズの実をくり抜きそのなかに砂糖や醤油などで味付けした餅を詰めて作ります。

こちらの和菓子店では例年、5000個ほどの丸柚餅子を製造していました。しかし、地震の影響で移転した輪島市マリンタウンの作業場では餡を練る機械などが使えずすべて手作業に。今年、製造できる丸柚餅子は120個ほどです。

柚餅子総本家中浦屋中浦政克社長：「技術を引き継ぐという目的だけで今回手作りで製造させていただいております。来年もしくは再来年本格的に工場の設備が整いましたら例年通りの製造に戻ることを目指しております」

ここから乾燥と蒸す作業をおよそ半年間繰り返すと美しいあめ色の「丸柚餅子」に仕上がるということです。