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能登半島地震を教訓に…金沢港で大規模災害を想定した物資輸送訓練 巡視船に復旧用機材積み込む手順等確認
能登半島地震を教訓に、大規模な災害が発生した際の物資輸送訓練が、金沢港で初めて行われました。
リポート:
能登半島地震での教訓を生かしこちらでは被災地に必要な資機材を船に積み込む訓練が行われています。
能登半島地震では、被災地につながる道路が寸断し、必要な資機材の輸送が困難となりインフラの復旧に時間がかかりました。
このため金沢海上保安部や県は大規模な災害が発生した際、金沢港を拠点に必要な資機材をスムーズに輸送できるようにと、関係する16機関が連携した訓練を今回、初めて実施しました。
訓練は、能登地方を震源とする地震で道路が寸断した想定で行われ、警察や消防、電力会社や通信事業者などから約100人が参加しました。
訓練では、悪路で使えるオフロードバイクや通信復旧に必要な重さ188キロの通信機材などをクレーンを使って、大型巡視船「のと」に積み込み、必要な手順を確認しました。
金沢海上保安部 北直人次長:
「初動で必要な物資、人員を早期に送り届けるということが非常に重要だと感じています。」
金沢港湾事務所 山中章平所長:
「今回の合同訓練を通じて、さらに災害復旧対応力や復旧支援力をより高めていきたいと思います。」
金沢海上保安部などでは、今後も官民一体となった訓練を定期的に実施し、災害に備えることにしています。