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遠隔授業などのアイデアも…奥能登2市2町・県立高校5校の生徒数を確保へ 学校の魅力向上目指すWG発足
奥能登の県立高校について生徒数の減少を防ごうと学校の魅力を向上する方策を話し合う会議が開かれました。
奥能登2市2町には5つの県立高校があり過疎化や少子高齢化などの影響で生徒数の確保が難しい状況が続いています。
また能登半島地震と奥能登豪雨の影響で生徒数の減少に拍車がかかるとの見通しもあります。こうした中奥能登5校と県では学校の魅力を向上させることで生徒数を確保しようとワーキンググループを発足し、きょう1回目の会合を開きました。
県の酒井雅洋教育長は「高校は地域の未来を担う子どもたちを育成する重要な場」だとしたうえで現時点での統廃合は行わない県の方針を改めて示しました。
会議ではオンラインによる他校や企業との遠隔授業などのアイデアが出されたほか能登高校や門前高校ではスポーツを通じて全国から生徒を集めていることなども紹介されたということです。
県教育委員会 酒井雅洋教育長:
「生徒数が減っていく中でも必要な教育の質を落とすことなく外からも人が入ってきてくれるような学校の魅力を高めていくことをどうやってやっていくかみんなで知恵を出して考えていきたいと思います」
今後も他県の先行事例などを参考に定期的に会議を開いていく方針です。