
石川テレビニュース
ISHIKAWA TV NEWS
石川県内ニュース
4日に迫った自民党総裁選 前回の投票結果を今回に当てはめるとこうなる 石川県の自民党議員の支持状況は

4日は自民党総裁選の開票日です。
名乗りを上げている候補者は届出順に、小林鷹之氏、茂木敏充氏、林芳正氏、高市早苗氏、小泉進次郎氏です。
去年9月にも総裁選が行われましたがこの5人は去年も総裁選に立候補しています。
自民党は現在、衆議院、参議院両方で少数与党となっていますが野党が一本化できず総裁選は事実上、次の総理を決める選挙となります。
今回は石破さんの辞任に伴い臨時的に行われる総裁選ですが投票方式は従来通り「フルスペック型」になりました。
国会議員1人が1票を持つ「国会議員票」295票と全国の党員・党友票295票で選ばれます。「党員票」は地方の各都道府県連で数え党本部で全国の合計をまとめます。そしてドント方式で得票数を候補者に配分します。
なお、石川県の自民党員・党友はおよそ1万9000人です。前回の総裁選で議員票と党員票を合わせた1回目の投票の結果をあてはめてみると前回は1回目の投票で議員票は小泉氏が1位。高市氏が2位となっています。
一方、党員票では高市氏が1位で小泉氏が3位となっていてこれを合わせた結果は高市氏が1位で小泉氏が3位でした。
また県内の党員の投票は高市氏が1位の4250票小泉氏が3位の3124票林氏が4位の1556票でした。単純に比較すれば、1位は高市さんとなりますが1回目の投票で過半数に達しなければ上位2人による決戦投票になります。
今のところ、決選投票になる公算が大きいといわれています。
決選投票だと、国会議員が1人1票を持つ国会議員票295票は変わりませんが、各都道府県が1票となる「地方票」47票で争われます。この地方票は、各都道府県で得票数が多かった方の候補に入ります。小森卓郎さんは自身のSNSで前回と同様小林さんの支持を表明しています。
理由として「自民党を変えたいという強い意欲を持っているから」としています。佐々木紀さんは今回、高市さんを支持しています。
理由は「物価高などの政策実現と女性初の総理誕生を海外にアピールできるため」としています。
なお、佐々木さんは2021年の総裁選で高市さんを支持していましたが去年の総裁選では小泉さんを支持していました。
西田昭二さんは前回と同じく林氏を支持しています。理由は「国際的な信頼と被災地への理解がある」と話しています。
一方、参議院議員の岡田直樹さんと宮本周司さんに支持する候補をたずねるアンケートを行いましたが回答はありませんでした。
自民党の県議会議員は全部で31人で、最も支持が多かったのは林氏で9票、次いで高市氏が7票小泉氏が5票小林氏が2票となっています。一方で「検討中」や「回答がなかった」議員は8人となりました。
林氏を支持する理由は「これまでの経験や実績」「能登の現状に理解がある」などの意見がありました。
また、高市氏には「強いリーダーシップがあること」「政策実現に期待ができる」小泉氏には「他党との連携ができる」「政治改革に期待ができる」といった意見があがりました。
ただ党員票は、県内に約1万9000人いる自民党員・党友が選ぶので支持する県議の数とは必ずしも一致しません。
能登では林さんを支持する声が多いですが、金沢では高市さんの後援会が立ち上がっています。また、県政界のドンともいえる福村さんは小泉さんを推していますので党員票の出方にも注目です。