経営破綻した物流会社の元総務部長を業務上横領の罪で起訴…5億円の賠償命じる民事判決も

10/03(金) 17:47

2年前に経営破綻した石川県金沢市の物流会社の元総務部長が会社の金を横領したとして起訴されていた事が分かりました。

業務上横領の罪で今年8月、在宅起訴されたのは2023年に経営破綻した金沢市の「アペックス」で総務部長を務めていた嶋田一彦被告です。

関係者などによりますと嶋田被告は、アペックスで経理を担当し、少なくとも433回にわたりあわせて42億円あまりの金を引き出していたと言う事です。

アペックスの財務を引き継いだ会社は、この42億円あまりが使途不明になっているとしてこの内、少なくとも5億円を賠償するよう求め、今年7月金沢地裁に提訴していました。金沢地裁は2日、原告側の訴えを認め嶋田被告に5億円を支払うよう命じる判決を言い渡しています。

嶋田被告は、今年3月に書類送検されていて、初公判は、今月23日に予定されています。