石川テレビ

石川テレビ 8ch

石川県内ニュース

関西万博の大屋根リングが珠洲市の復興公営住宅の資材に…来年3月頃から順次、珠洲市へ

万博のレガシーが被災地の再建を支えます。

万博会場を取り囲む、世界最大の木造建築物「大屋根リング」は閉幕後に一部を会場に残す一方、残りの木材は解体され、希望する自治体などに無償で譲渡される方針が示されていました。

その譲渡先として決まったのが、去年1月の能登半島地震で大きな被害を受けた珠洲市です。

珠洲市によると今年8月、「復興公営住宅の資材などに利用したい」と応募したところ、先月29日に博覧会協会から「無償で譲渡する」という通知が届いたということです。

吉村大阪府知事:
「復興住宅で活用されるということは活用のレガシーの在り方として僕はすばらしい取り組みだと思いますし、大屋根リングが復興住宅として次につながると期待する。」

大屋根リングの梁や柱など1535本の木材は来年3月ごろから順次、珠洲市に届けられる見通しです。

「資源の再利用」という万博の理念は、未来へつなぐ復興の象徴として生かされようとしています。

最近のニュース