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パワーカッターやドリルで壁を壊す…解体予定のクリニックで消防が救出訓練 地震で人が閉じ込められた想定

実際の建物を使った本格的な訓練です。

地震で建物の中に取り残された人がいるという想定で小松市消防本部が実際の壁を壊して救出する訓練を行いました。

記者:
「地震で建物の中に人が閉じ込められたことを想定して、パワーカッターなどを使い救出の訓練が行わています。」

能登半島地震では建物が倒壊し、閉じ込められた人を救出する場面が数多くありました。
訓練で使われたのは小松市にある解体予定のクリニック。
隊員は建物の中に取り残された人を助けるため鉄筋コンクリートの建物に90センチほどの三角形の印をつけ、カッターで壁を削ったり、ドリルで穴を空けたりして、救出経路を確保しました。

小松市消防本部 特別救助隊 前田崇隊長:
「建物自体初めて見る建物なので壁の向こうだったり、壁の厚さが分かりませんので、気を付けながら隊員の粉塵など気を付けながら活動しています。スムーズに要救助者を救出できるように訓練を重ねて対応出来るようにしていきたいと思います。」

小松市消防本部は南海トラフ地震など巨大地震が発生した際は緊急消防援助隊として救助活動を行うということです。

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