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大阪から和倉温泉へ「直通」特急が復活 ただし春・夏・秋に各1本だけの臨時運行
大阪と石川・和倉温泉を結ぶ直通の特急列車が、来年、臨時で運行することが決まりました。運行本数は春・夏・秋それぞれ1本ですが、県や七尾市がJR西日本に求めてきたことが、ようやく実現しました。
JR西日本金沢支社の松山弘樹支社長は26日、山野知事を訪ね、大阪から七尾市の和倉温泉を結ぶ直通の特急列車を、来年、臨時運行する計画を伝えました。
JR西日本 松山支社長:
「ご要望いただいていた大阪からの和倉への直通運転につきましても、直通団体臨時列車ということで運行させていただきたいと思っております。」
車両は3両編成の特急列車「能登かがり火」で、乗客の定員は182人です。ただし、運行するのはツアーの団体向けで、春と夏と秋にそれぞれ1本ずつです。大阪駅を出発し、新大阪駅と京都駅で停車、その後は和倉温泉駅まで直通の片道運行です。
それでも山野知事は…。
山野知事:
「我々の思いを受け止めて対応していただきまして、お願いした我々としては実行してよかったなと。」
大阪―和倉温泉間は、以前は特急サンダーバードが運行していましたが、2024年の北陸新幹線・敦賀開業によって、なくなりました。
一方で、関西方面からの観光客の増加を期待する県や能登の各市町は、JR西日本に直通の特急列車の復活を求めていました。しかし、大阪から和倉温泉までは、JR西日本と福井県のハピライン福井、IRいしかわ鉄道と、3つの運行会社の路線を乗り継がなければなりません。運行ダイヤや車両の調整など、実現には課題が多くありました。
JR西日本 松山支社長:
「こういった特急を通して、和倉温泉に、能登に多くの皆様に足を運んでいただいて、能登復興の機運を地域の皆様とともに高めていきたい。」
七尾市 茶谷義隆市長:
「まだ復興は道半ばですけど、和倉温泉の旅館が再開するまでに2年あまりかかるというなかで、関西とのつながりが再度つながったというところが、意味が大きいのではないかなと感じております。」
また、JR西日本はこのほか、金沢駅から和倉温泉駅を走る観光列車「花嫁のれん」について、車両の老朽化により、2028年夏頃に運行を終了すると明らかにしました。
「花嫁のれん」の運行終了に伴い、JR西日本は新たな観光列車を、2029年前半から平日を含めて毎日運行する予定です。車内で提供するサービスなどは、今後、七尾市や和倉温泉の関係者とともに作り上げていくということです。
和倉温泉観光協会 奥田一博会長:
「ぜひ、この観光列車が和倉温泉、そして能登に足を運んでいただくきっかけ、目的にもなりうると思っていますので、しっかりと大切にして、我々も進んでいければと思っております。」