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一夜明けた朝も冠水続く…なぜ羽咋市には水が溜まりやすいのか 内水氾濫の一因とされる“ならではの地形”

今回、特に羽咋市では広い地域で冠水の被害が確認され一夜明けた28日朝もその状況が続いていました。原因の1つに挙げられるのが「羽咋市ならではの地形」です。

川の氾濫ではなく雨水が土地にたまってあふれ出す、内水氾濫。地理学が専門で地域防災にも詳しい金沢大学の青木賢人准教授は羽咋市ならではの地形が内水氾濫を引き起こし被害を拡大させたと考えています。

金沢大学・青木賢人准教授
「低いところに集まってきた水を外に捨てる、海に向かって流しだすことができなくてそこに溜まってしまった内水氾濫が起こってしまった。(羽咋は)山が高くなってその間に挟まれるような低い土地です。縄文時代は海だったところ。砂丘でしめ切られていて徐々に埋め立てられて平らな土地になっていった。埋め残した場所が邑知潟です海の名残のようなものが残っていた。」

青木准教授が作成した図。標高が0メートル未満の土地を水色、0から5メートルを青色、10メートル以上をオレンジ色で表しています。


金沢大学・青木賢人准教授:
「羽咋駅のところから邑知潟にかけて低い土地が広がっている。まわりから水が集まってきやすいような一度貯まった水がなかなかでていかないような土地だということがわかっていただけると思います。」

羽咋市では大雨特別警報の発令から一夜明けた今も広い範囲で冠水が続いています。

金沢大学准教授・青木賢人さん:
「羽咋の場合は内水氾濫が厳しいですけど金沢の場合は犀川、浅野川が氾濫をする。野々市や白山も手取川の氾濫、小松は羽咋に似た部分と梯川の氾濫が起こるので自分のところがどういう水害が起こるのかハザードマップを見て理解することが大事」

こうした地形的な特性を持つ羽咋市ですがハード面の対策として排水能力を高めることはできないのか青木准教授に伺ったところ、もともと地面が低い場所なのでこれ以上川を深く掘ると海水が入ってきて米作りに影響が出る恐れがあるということです。
住民の普段からの備えやいざというときの避難行動がより大切になってきます。

参考にしてほしいのは気象庁のホームページにある「時系列情報」です。

注意報や警報等の発表が見込まれる時間帯を色分けして表示しています。

こちらは27日から28日にかけての能登の時系列情報ですが、レベル5特別警報級の現象が起こる可能性があるとして午前6時から午後6時までが黒色になっています。

青木准教授はこうした情報を活用してレベル4危険警報が出る前に事前に守りたい家財を高いところに動かしたり自分たちが避難するための準備を整えたりしてほしいと話していました。

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