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能登から熊本へ「恩返し」 トイレカーと炊き出しで支援の輪広がる

能登半島地震や奥能登豪雨では、10年前に2度の震度7に見舞われた熊本から多大な支援が贈られました。

こうした中、今回再び震度7の揺れに襲われた熊本へ支援の輪が広がっています。

午前4時の輪島市役所。職員が集まってきました。
「お疲れ様です、気を付けて。」「来られたんですか?」「行きたいところねんけど。」これから、震度7の揺れに見舞われた熊本県宇城市へ向かいます。
持っていくのは輪島市が去年11月購入した大型のトイレカーです。

能登半島地震では断水でトイレが使えない状態が続き、避難生活で衛生面の課題が浮き彫りとなりました。
それを教訓に購入した大型のトイレカーには、温水洗浄機能付きの便器5台のほかおむつの交換台なども備え、車椅子でも利用できます。

輪島市総務課長「能登半島地震の際にも全国から多大なる支援を受けている少しでも恩返しが出来るように今回、熊本にトイレカーを持って行きたいと思っています」

そのおよそ6時間後。能登町でも、2026年4月に購入したばかりのトイレカーが出発の準備を整えていました。
こちらは熊本県氷川町に向かいます。
能登半島地震の時、能登町は、氷川町から避難所で使用する畳の支援を受けていました。今回はその恩返しです。
町では今回、トイレカーのほか、簡易トイレ4000セット、給水袋600枚、飲料水240本を氷川町と八代市へ届けます。

吉田義法町長「余震もあるがこれ以上被害が拡大しないよう願っています。今は大混乱だと思いますが必ず支援が全国から来るので一緒に頑張っていただきたいなと思います。」

支援の輪は、民間でも…。
熊本に炊き出しに向かうため、食料を積み込んでいるのは、輪島市町野町の料理人、冨成寿明さんです。

「はいみなさん並んでください」「どうぞ」能登半島地震と奥能登豪雨の二つの災害に見舞われた冨成さん。それでも地元の為にと、炊き出しを続けてきました。

冨成さん「僕も料理人なのでやっぱりこっちに集中したい気持ちもあるんですけどでもやっぱり困っている人がいると何とかしたいなって思いがあるので」

冨成さんは、この時、熊本から駆けつけたボランティアに助けられたと言います。

再建中の店はまだ営業再開のめどは立っていません。それでも熊本へ向かう決意をしました。

冨成さん「熊本の皆さんにすごく助けていただいたので、その皆さんに恩返しがしたいなという思いです。」

冨成さんは今回、10年前の熊本地震をきっかけに結成したボランティア団体、北陸チャリティーレストランの一員として現地に向かいます。
現地では能登で支援を受けた熊本のボランティアと協力し、避難所で1日およそ200食の炊き出しを行う予定です。

冨成さん「避難所の皆さんは栄養バランスがすごく悪くなるので、その栄養バランスをちゃんと整えてあげられる野菜たっぷりで薄味で、なおかつ美味しいという料理をそういった料理を作って皆さんに喜んでいただきたいなと思っています。」

こうした中、県は熊本地震に対応する災害対策本部会議を開き山野知事は、DMAT、災害派遣医療チームとDPAT、災害派遣精神医療チームについて派遣する体制が整っていて日程を調整中だということを明らかにしました。

また県は31日から災害義援金の受け付けを開始します。場所は県庁1階や金沢城公園、兼六園奥能登総合事務所など県内6カ所です。なお、銀行への振込もあわせて受け付けています。

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