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鶴来浄水場で油を検知…石川県内の他の浄水場での異物混入への対応は 金沢市の上水課長「日頃から備えを」
10日、石川県白山市の鶴来浄水場で油が検知され13の市と町への水の供給が一時停止した問題。浄水場の上流でも油の臭いが確認されていて油がどこから混入したのか、12日も追加の調査が行われました。
これまでの調査では油が検知された鶴来浄水場の取水口から7.9キロ上流にある手取川の支流、直海谷川など3カ所で油の臭いが確認されています。油が混入した場所を特定するため12日は取水口からおよそ9.3キロ上流にあるセイモア橋でも県の職員が川の水の採取を行いました。水の成分の分析には約2週間かかる見込みで原因が判明するのはもう少し先となりそうです。
県生活環境部環境政策課 蟹由宗臣課長:
「間違いなくこの川を流れてきているので、調べられることは調べたいと考えております。」
一方、県内の他の浄水場では異物の混入にどう対応しているのでしょうか。
金沢市企業局上水課 口田直彦課長:
「こちらでは監視魚を使うなどして水質のチェックを行っています。」
金沢市内の家庭は末浄水場と犀川浄水場、そして鶴来浄水場の3カ所から水が供給されています。末浄水場では全体の水質や供給量を一括で管理。口田課長によりますと今回鶴来浄水場からの供給が停止した際には家庭での断水を防ぐため他の浄水場からの供給量を増やして対応したということです。
末浄水場では犀川から引いた用水から水を取り入れています。上流の水源地には集落がなく人の出入りも制限されているため人為的な異物の混入はほぼないということです。
取水口から取り入れた水は薬品などを混ぜ合わせる着水井を通り沈殿池と呼ばれる池で不純物を沈め、取り除きます。もし浄水場内で油などが検知された場合、着水井や沈殿池で水をせきとめ家庭には流れないようにしています。こうした何重もの関所を設けて安全が保たれている水道水。これまで市内の浄水場で供給停止に至ったことはありませんが万が一の場合は市からの情報を見て落ち着いて対応してほしいと言います。
口田課長:
「安全な水道事業を行うために、日頃から危機管理に対する備えや水源の保全に努めていきたい。」