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専門家「1区はまさに“カオス状態”」27日公示の衆議院選挙 石川県内3選挙区の注目すべきポイントは
解散から投開票まで戦後最短となる衆議院選挙があす公示されます。県内3つの選挙区について政治学が専門の拓殖大学の丹羽文生教授に注目すべきポイントを聞きました。
石川1区には自民党前職の小森卓郎氏、国民民主党前職の小竹凱氏、参政党新人の川裕一郎氏、日本維新の会新人の小林誠氏、共産党新人の村田茂氏の5人が立候補を表明しています。
秋末アナ:
「この一区、どういったところがポイントになってくるのでしょうか?」
拓殖大学 丹羽文生教授:
「こちらは前回と同じく野党乱立で、中道改革連合は候補者擁立を見送ったわけなんですけど国民民主党、共産党、そして今回は参政党も候補者を出すために、政権批判票が、受け皿が分散する可能性があるのではないか。それと前回と違って今回は日本維新の会が自民党と連立政権を組んでいる、したがって石川一区はまさにカオス状態といいますか最後まで情勢は極めて流動的でこの多党化時代を象徴する選挙区として全国的にも注目が集まるのではないでしょうか」
石川2区には自民党前職の佐々木紀氏、共産党新人の坂本浩氏の2人が立候補を表明しています。
丹羽教授:
「野党第一党である中道改革連合も国民民主党も候補者擁立を断念したと。政権選択選挙と位置づけられる選挙戦であるにもかかわらず野党の有力政党が候補者を出せなかったことは有権者にとっては物足らないのではないか。ここは(各政党が)重く受け止める必要があると思います」
石川3区には中道改革連合前職の近藤和也氏、自民党前職の西田昭二氏、共産党新人の南章治氏の3人が立候補を表明しています。
丹羽教授:
「ここは前回、立憲民主党の近藤和也さんが自民党の西田さんにおよそ1万6000票の差をつけて勝利したわけですけど、この時、公明党は比例代表で約1万票を獲得している。仮にこれが今回、中道改革連合に移った近藤さんに流れれば西田さんは前回以上に厳しい戦いを強いられることになると思います。ただ、当時の石破政権の内閣支持率というのは40%から50%台だったんですよね。ところが今回高市内閣の支持率は60%台と非常に高い。もちろん、高市人気イコール自民党人気ではありませんけど高市ブームのような高揚感がうまれれば、無党派層あるいは保守層の掘り起こしに繋がって西田さんの票の上積みに寄与するのではないか」
丹羽教授が3区のポイントの一つに挙げたのが立憲民主党とともに新党・中道改革連合を立ち上げた公明党の動向。26日、公明党県本部は拡大幹事会を開き、衆院選の対応について話し合いました。その中で、3区は中道改革連合の近藤和也氏の推薦を決定しました。中道の候補者がいない1区と2区は自主投票としましたが・・・
対応が注目されるのは中道と国民の候補者調整により国民民主党の小竹氏に一本化された1区についてです。
公明党県本部 谷内律夫代表:
「今回は政権選択の大事な選挙になるのでさまざまあると思いますけど・・・」
記者:
「(1区は)国民の小竹氏に投票するようにと呼びかける?そこまで具体的に言わない?」
谷内代表:
「当然、そういう風な形になってくると思います」
記者:
「そういう風なとは?」
谷内代表:
「そういう、だから小竹さんの方に国民に流れていくと思います」
記者:
「思うというのは・・・」
谷内代表
「思うというか、しっかりとそのへんも応援していかなくてはいけない」
谷内代表はあくまで非自民・非維新を前提とした対応だと話しました。
衆議院選挙は27日公示、来月8日に投開票です。