疑似体験ゲームを活用…高校で“闇バイト”の体験授業 3年生約100人が危険性学ぶ「怖さが分かった」

12/10(水) 16:53

警視庁が先日逮捕した、闇バイトによる連続強盗事件。こうした闇バイトには10代や20代が巻き込まれています。10日、金沢市内の高校では県内で初めてゲーム使った闇バイトの体験授業が開かれました。

10日、金沢龍谷高校で開かれたのは「闇バイト」の危険性を知ってもらう特別授業。参加したのは3年生、約100人です。

現役大学生が開発した「闇バイト」疑似体験ゲーム「レイの失踪」を使って県内で初めて行われました。

このゲーム、動画配信者のレイがSNSを通じて、闇バイトに巻き込まれ失踪したという設定で、レイを探すための手がかりを基に真相を解明する謎解きゲームです。ゲームでは、レイが闇バイトに巻き込まれるまでのやりとりや担当者に脅される場面も…

音声:
「お前のうちの名前まで特定しやがってよなめたまねしやがったなお前本当の犯人見つけないとこの地獄終わらないぞまじ。許さないからな。」

参加した高校生は、闇バイトに応募する流れを疑似体験することで、闇バイトの危険性を学びました。

生徒:
「犯人から電話かかってきたりとかメッセージでその怖さが分かりました。関わらないようにしたいです。」

ゲームを開発した大学生は…

ClassroomAduenture　今井善太郎さん:
「狙われない・騙されないハマらないもう知らなかったではすまされない。自分だけで守ろうとしないのも大切。闇バイト孤独な人も狙われやすい。」

県内では匿名・流動型犯罪グループ「トクリュウ」による事件に関連し今年度、先月末までに129人が検挙され、この内、43人が闇バイトによるものでした。

県警察本部生活安全部　人身安全・少年保護対策課　新堂康晴次席:
「闇バイトに応募しない犯罪に加担しないという意識を強くもってもたいですし、こういった取り組みを県警察としましては推進していきたいと思っております。」