北陸新幹線延伸、維新が「米原ルート」含む7つの対案を提示 自民との与党PTで「ガラス張りの整備計画」

12/03(水) 16:42

北陸新幹線の敦賀以西について、自民党と連立を組む日本維新の会は、小浜ルート以外に、米原ルートを含む7つの案を示し、自民党と再検討を進める方針を決めました。

日本維新の会は2日、国会内で整備新幹線のプロジェクトチームの会合を開き、北陸新幹線延伸ルートについて、これまで議論されてきた小浜ルートに、7つの対案を加えた8ルートを自民党に提案し、再検討を求めることを決めました。

維新が新しく提案したのは、米原ルートで、東海道新幹線に乗り換える場合と乗り入れる場合の2つの案。琵琶湖の西を通る湖西ルートで線路を新設する案と在来線を活用する2つの案。小浜から舞鶴を回るルートで京都を経由する案と京都を通らず亀岡を経由する案。そして小浜から京都を経ず亀岡を経由して大阪へ向かう案の合わせて7つの案です。

北陸新幹線の延伸ルートを巡っては2016年、当時の与党である自民と公明が「小浜・京都ルート」を採用しましたが、京都府内の地下水への影響の懸念や物価高で建設費が膨らんだことなどから、未だに着工しておらず、県内からは、小浜ルートを見直し、米原ルートを求める声が上がっていました。

維新は、自民との間に新たに設置される与党PTで、8ルートそれぞれの費用対効果などを試算した上で、比較検討する考えです。

日本維新の会　整備新幹線建設推進PT　前原誠司座長:
「小浜京都ルートというものが国民の不在のところで知らないままに2党で決められたということでございまして我々もう一度考えられる全てのルートというものを俎上に載せて、一つ一つ検討していくということでガラス張りの整備計画というものを選択していきたい。」

初回の与党PTは月内にも開かれる見通しです。