朝は銀世界か…4日にかけ北陸の上空に非常に強い寒気流れ込む見込み 石川県内は多い所で30cmの雪予想

12/03(水) 16:42

初雪で積もる恐れが出てきました。平地でもこのあと雨が雪に変わり、4日朝は一面の銀世界となるかもしれません。

4日にかけて冬型の気圧配置が強まり、北陸地方の上空にはマイナス36℃以下の非常に強い寒気が流れ込む見込みです。夜にかけて気温はさらに下がり、平地でもこのあと雨が雪にかわり雪の積もるところがある見込みです。

金沢地方気象台は、4日午前6時までの12時間に降る雪の量をいずれも多い所で加賀の平地で3センチ、山地で30センチ、能登の平地で15センチ、山地で25センチと予想しています。

ここからは気象予報士の粟原さんに伝えてもらいます。今夜は初雪が本格的な雪になるところもありそうですね。

粟原気象予報士:
まずはいまの「雪の状況」から見ていきますと、この時間は加賀、能登ともに山沿いではすでに雪が降っているものと見られます。

時間を進めてみますと、雪の範囲は次第に平野部にも広がっていき、4日の朝には県内のほぼ全域で雪に変わる予想となっています。さらに進めてみますと、4日の日中はいったん曇りや雨になるところもありますが、夕方には再び雪の範囲が広がる予想となっています。雪のピークは3日夜から4日の明け方にかけてと見られます。

「雨雲の予想」で見てみますと、いまの時間、発達した雪雲が帯状に連なって能登北部にかかっています。動かしてみますと、この雪雲の帯は次第に南にも広がっていき、4日の朝にかけて県内の広い範囲に雪雲が次々と流れ込む予想となっています。

また、風も強まる予想であすの明け方にかけて警報級の暴風になるおそれもあるので注意が必要です。最大風速は加賀では15メートル、能登では18メートルの強い風が予想されているので、ふぶきになるところもありそうです。4日の朝は時間に余裕をもってお出かけするようにしてください。