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9000人の赤ちゃん取り上げた能登の産婦人科 自己破産へ…能登半島地震以降妊婦少なく
今年9000人目の赤ちゃんを取り上げた七尾市の産婦人科が9月末で事業を停止し近く自己破産申請を行うことが分かりました。
民間の信用調査会社、帝国データバンクによりますと、9月末で事業を停止し近く自己破産申請するのは七尾市の向陽会です。
向陽会は1985年に恵寿総合病院から独立し「桑原母と子クリニック」を開業しました。
能登では数少ない産婦人科で、今年春に9000人目の赤ちゃんを取り上げるなど地域医療に貢献してきました。
しかし、少子高齢化に加え去年の能登半島地震以降は妊婦の受診がほとんどなくなったということで2024年の最終損益はおよそ2800万円の欠損を計上していました。
負債は2024年11月期時点でおよそ1億9000万円ですが今後、変動する可能性があるということです。
