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30-50代女性が発症しやすく…金沢医科大学病院にリウマチセンター開設 かかりつけ医との連携を強化へ
リウマチは免疫の異常によって全身の関節に炎症が起こり、痛みや腫れなどを引き起こす病気です。
ただ全身に影響が出るためどの科に受診すればよいか迷う患者が多いということです。
そこで県内で初めて金沢医科大学病院にリウマチセンターが開設されました。
加藤アナウンサー:
「金沢医科大学病院では、石川県内では初となるリウマチセンターが開設されました。」
金沢医科大学病院に8月から開設されたリウマチセンター。
リウマチは主に30代から50代の女性が発症しやすく、県内ではおよそ8000人の患者がいるといわれています。
これまで関節リウマチの診察は、血液・リウマチ膠原病科と整形外科、リハビリテーション医学科の3科合同で診断・治療をしていました。
進行すれば、全身に影響を及ぼすため早期発見・早期治療が重要ですがどの科にかかればよいか迷う患者が多かったといいます。
このセンターでは、全身を診療することができる血液・リウマチ膠原病科が患者を受け入れ、症状に合わせて適切な科を紹介します。
正木部長:
「患者さんがどこの科に受診していいか分からないということが多々あって、色々な施設、色々な科を回ってやっとたどり着くことがあって。結局診断の遅れ治療の遅れに繋がっていったわけですけど、うちの科が中心となって色々な診療科に出来るだけスムーズに紹介するようになるんじゃないかなと」
金沢医科大学病院では、このセンターの周知をはかり地域のかかりつけ医との連携を強化する方針です。