
石川テレビニュース
ISHIKAWA TV NEWS
石川県内ニュース
輪島市の「御陣乗太鼓」がサントリー文化財団の「サントリー地域文化賞」に選出
地域文化の発展に貢献した全国の団体や個人を表彰する「サントリー地域文化賞」に輪島市の「御陣乗太鼓(ごじんじょだいこ)保存会」が選ばれました。
「サントリー地域文化賞」は公益財団法人サントリー文化財団が1979年から毎年地域文化の発展に貢献した団体や個人を地元の新聞社などの推薦から選考しています。
47回目を迎えた今年は輪島市の「御陣乗太鼓保存会」が選ばれました。
「御陣乗太鼓」は輪島市名舟町に400年以上前から伝わる伝統芸能で夜叉や幽霊の面を付け6人の男たちが1つの太鼓を打ちならす県の無形民俗文化財です。去年元日の能登半島地震で太鼓を披露していた舞台は被害を受け打ち手の中には市外に避難している人もいます。
今回の受賞について保存会の槌谷博之代表は、「石川県の無形文化財の誇りを持ってなんとか御陣乗太鼓を続けていけるように見ている人の魂を揺さぶるようなそういう気持ちの込もった太鼓をこれからも打ち続けていきたいと思います。」と話していました。
選考過程では「御陣乗太鼓」の未来志向の姿勢が評価されました。
国際日本文化研究センター 磯田道史教授:
「この芸能がひょっとすると江戸時代とか明治時代に行われたものよりは色々なアレンジが加えられて発展しているそこで変わり続ける芸能であると私は思っていてそこもいいと思う。」
表彰式は来月20日に大阪市内で行われます。