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能登半島の形をした抱き枕を開発…記事には珪藻土を使い七尾湾の形状が骨盤をやさしく支える

北陸中日新聞の記者が取材した記事を紹介する記者の目のコーナーです。今回はどういった記事でしょうか。今回紹介するのは11日の朝刊に掲載されたこちらの記事です。

七尾市にある寝具店「sleepinn」が、能登半島の形をした抱き枕「のとハグ」を開発しました。生地には能登産の珪藻土を使用。いびき対策に効果的とされる横向きに寝る姿勢を補助しリラックス効果も期待できます。

店主の中川裕介さんは睡眠の質を高めるための専門的な知識を持っていて抱き枕は骨盤を支え体圧を分散するようにも設計されています。奥能登を手で抱きかかえ、七尾湾を足で挟んで使う。抱き心地はもっちりと柔らかく、能登半島に優しく包まれる感覚だということです。中川さんは「故郷を離れた人や遠くから応援する人が能登を感じ、傷ついた能登に思いをはせてほしい」と話しています。

ここからはこの記事を書いた北陸中日新聞七尾支局の染谷記者とお伝えします。確かに能登半島の形は抱き枕に適していそうだなと思ったんですが、中川さんがこの抱き枕を開発した経緯を教えていただけますか。

染谷記者:
被災者でもある中川さんには能登の復興に貢献したいという気持ちが強くありました。寝具店ならではの取り組みを模索する中で能登半島の独特の地形が目にとまり抱き枕にすることを思いついたそうです。

染谷さんもこの抱き枕を実際に使ってみたそうですね。使い心地はいかがでしたか?

染谷記者:
もちもちでほどよい反発感が感じられ、肌触りはサラサラしていて心地よかったです。中川さんもこの使用感には特にこだわりを持っていました。

中川さん:
「特に七尾湾の形状で骨盤を優しく支えるとともに、皮生地には能登産の珪藻土を練りこんだ生地を使っているので、快適な眠りを行えるのではないかと思っている。県外の方、全国の方々もお使いいただいて能登を感じていただけたらと思う。」

中川さんが期待するように能登の形をした抱き枕は被災地に思いを馳せるきっかけになるのではないかなと思います。抱き枕「のとハグ」の価格は税抜き1万8000円で店舗やオンラインショップで販売されています。また売り上げの一部は復興支援のために寄付されるということです。

ここまで北陸中日新聞記者の染谷さんとお伝えしました。ありがとうございました。

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