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臨時召集令状『赤紙』等…「戦中・戦後のくらし」を紹介する展示会 石川県遺族連合会が企画し30日まで

戦後80年。戦争の記憶を継承しようと戦時中と戦後の生活品を紹介する企画展が県庁で開かれています。

県庁で26日から始まった「戦中・戦後のくらし」展。悲惨な戦争の記憶を継承しようと県遺族連合会が企画したもので、軍服やカバンなど戦時中に使われていた品を含む37点が展示されています。
中でも貴重なのは軍隊へ召集される際に届く臨時召集令状、「赤紙(あかがみ)」。淡い赤色の令状には招集される人の住所や配属先の部隊が書かれています。このほかにも海外で亡くなった戦没者の遺骨を収集する様子を映した写真も展示されています。

石川県遺族連合会インタビュー事務局長 藤瀬貞男さん:
「戦争というのは、本当に悲惨なものだということで、伝達する人が少なくなってきたものですから、少しでも皆様に見てもらうということで一般県民の方にもやっぱり平和ということは大切だということをね認識してもらうために今回やっている」

この企画展は今月30日まで開かれ、最終日には戦没者の遺骨を収集する活動について語る催しも開かれる予定です。

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